この記事はこんな方におすすめ
近年では海外留学や移住をする人が増えてきましたが、マイナーなノルウェーで実際に生活している人はなかなかいないと思うので、情報も限られていますよね。
わたしも1年間留学に行く際、ノルウェー経験者からの情報がほとんどないまま渡航したので、ノルウェーでの生活のイメージできずに不安だったのを覚えています。
しかし、先に結論をお伝えすると、ノルウェーで暮らした1年は、とっても快適で楽しく過ごせました!
ノルウェー生活はこんな人におすすめ
この記事では少しでもノルウェーに興味を持っている方に、私がノルウェー生活を楽しめた魅力や、正直少し合わなかったなと思う一面を紹介していきます。
ノルウェーの留学に興味のある人は、こちらの記事もぜひ参考にしてみてください!
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【ノルウェー移住】日本人の人口
ノルウェーに住む日本人は、どのくらいいるか知っていますか?
実は移住した日本人は、合計2,000人にみたないのです。
ノルウェーに住む日本人(長期滞在者) | 約600人 |
ノルウェーに住む日本人(永住者) | 約500人 |
ノルウェーに住む日本からの留学生 | 約220人 |
この人数が多いか少ないかどうかは、数字を見ただけではわかりにくいので、移住国として大人気のイギリスと比べてみましょう。
イギリスに住む日本人(長期滞在者) | 約18,000人 |
イギリスに住む日本人(永住者) | 約20,000人 |
イギリスに住む日本からの留学生 | 約16,000人 |
※海外移住.comより
調べてみて、人数の違いにびっくり。しかし、もっと驚くべきは、イギリスの方がノルウェーよりも国面積が狭いことです。
ノルウェーでは、他の先進国と違ってほとんどに日本人に出会うことはありません。むしろ会えたときは、感動してしまうほど。
この結果を見れば、なかなか日本人と会えない理由がわかりましたね(笑)
なので、日本人の少ない国に行ってみたい人には穴場な国ですよ!!!
【ノルウェー移住】食事事情
ノルウェーの食事の特徴はなんといっても、値段が安くても高くてもあんまり食事のおいしさが変わらないことです。
外食に関しては、日本はとても盛んで発達している国なので、ノルウェーで日本とのギャップを感じる人も多いでしょう。
ノルウェーは物価の高さはもちろんですが、食事の幅が狭いこともあり、なかなか外食を楽しむことは難しいです。
日本で生まれ育った人ならば、何度も日本のごはんが恋しくなることは避けられません。
しかし、意外とアジアスーパーなどは多いので、日本の食材や調味はノルウェーでも手に入ります!
豆腐は1個400円ぐらいしましたが。。。
逆に、チーズ・生ハム・サーモン・フルーツなどの日本では比較的高級なものが安かったりするので、ノルウェー生活では自炊を楽しんじゃいましょう!
【ノルウェー移住】日本人の言語問題
これは英語が話せればまったく問題がないです!!
ノルウェー語が話せるに超したことはないですが、滞在の期限が決まっていたり、短期でノルウェーに住む方は諦めてしまうのも手だと思います。
わたしはノルウェー語はまったく話せなかったですが、ノルウェー人は子どもも含めだれでも英語が上手なので、生活していても不便は感じなかったです。
しかし、ノルウェー生活では逆に英語を話せないと困ってしまう場面もあるのです。
その理由を紹介していきます。
ノルウェー生活で英語が必要なワケ
ノルウェーの言語はノルウェー語ですが、どうして英語が話せないと不便に思うのでしょうか。
その理由は3つあります。
ノルウェー生活で英語必須の理由
- 留学生や移住者にはノルウェー語を話せない人も多い
- ノルウェー外の旅行で英語が必須
- ノルウェー帰国後も仕事で活用できる
ノルウェーは留学生や移住者が多い国なので、全員がノルウェー語を習得しているかというとそうではありません。
英語が話せないせいで、ノルウェーで出会った人たちとコミュニケーションを取れない、、、なんてことのないように、英語も移住前にしっかり勉強していきましょう。
英語を話せるだけで、他国の友人をつくるハードルがぐんとあがります!
英語が話せないとつらいこともあるので、英語が苦手・・・という方は下の記事もぜひ読んでみてください!
【ノルウェー生活】いいところ
帰国後、ノルウェーはわたしにとって大好きな国になりました。
ノルウェーで1年間暮らして、旅行では気づくことのできない魅力をたくさん知ることができたので、わたしのノルウェー生活の好きな点を紹介していきます!
ノルウェー人の性格
日本でもノルウェー人には出会ったことがなかったので、実際にノルウェー人はどんな性格なのかを知りませんでした。
それでもやはり、主張がはっきりしていて、パリピが多いのかなと勝手にイメージしていたのですが、ノルウェー人とはじめて知り合って思ったのは、ノルウェー人って日本人にちょっと似ているかも!?です。
実は、ノルウェー人の性格は、日本人と同じくシャイで控えめなのです。
わたしは留学中は大学の授業では、挙手をして自分の意見を主張しないといけないことを覚悟していたのですが、全然そんなことなく穏やかな授業ばかりだったので安心しました(笑)
日本人と同じシャイな部分に親近感を感じつつも、自分の意見をしっかり持ち、穏やかで優しいノルウェー人の友人が憧れであり、大好きでした。
自然
ノルウェーは、自然が豊かな国だというなんとなくのイメージを持っている方も多いと思います。
ですが、実際に住んでみると、ノルウェーの壮大な自然に圧倒されます!!!
生活圏内でも、日本では普段見ることのできない絶景ばかりで、毎日登下校するだけでも自然に癒やされてました。
わたしの住んでいたトロムソという地域は、部屋の窓からもオーロラが見えたので、毎晩外をチェックするのが習慣でした(笑)
おうち時間
ノルウェーは天候の影響で、必然的におうち時間を過ごすことが多いです。
なので、ノルウェー人は衣食住の中では圧倒的に「住」へお金や手間をかける文化があります。
日本でも、近年北欧の家具やデザインは人気があるので、身近に感じる人も多いのではないでしょうか。
わたしもノルウェー人の友人の真似をして、部屋のなかを暗くしてキャンドルを灯したり、おしゃれな電飾をしたりしていました(笑)
そんな空間で友人と映画を見たり、料理をした経験は、わたしの一生の思い出です。
治安がいい
ノルウェーはヨーロッパの中では、圧倒的に治安がいい!
ノルウェー生活中に、ヨーロッパ旅行をした際は、犯罪に巻き込まれないよう常に警戒と注意をしていたのですが、ノルウェーに帰った瞬間は安心感はすごく大きかったです。
海外移住は治安も大きな懸念点になるかと思いますが、その点では日本人にとってノルウェーは住みやすくおすすめです!
【ノルウェー生活】慣れなかったところ
ノルウェー生活での好きな点を紹介していきましたが、ノルウェーは根本的に日本とは何もかもが違う国なので、日本人にとっては完璧に住みやすい国とはいいきれません。
1年では慣れることがきなかった点も多々あるので、紹介していきます。
天候
ノルウェーの天候の特徴は、やはり冬が長いことですね。
ノルウェーは北に位置しながらも、メキシコ湾流のおかげで冬でも比較的穏やかな気候が続くので、北海道や東北の地域の方が寒いところもあるのではないでしょうか。
しかし、正直夏服を着た記憶がありません(笑)8月から留学生活をスタートしましたが、既に秋服をきていました。
さらに、ノルウェーには白夜と極夜があるので、1年の大部分は明るかったり、暗かったり、生活リズムを整えるのが大変でした。
白夜と極夜については次に詳しく紹介していきますね。
白夜・極夜
みなさんは百夜と極夜はご存じですか?日本ではあまり馴染みのない単語ですよね。
白夜 | 1日中太陽が出ている日(6月~7月) |
極夜 | 1日中太陽の出ない日(12月~1月) |
上記の表のように、白夜と極夜の時期はそれぞれ1ヶ月ほど続きます。
1年を通じて生活リズムが狂ってしまうので、身体的には結構辛かったです。
しかし、初めての白夜と極夜は新鮮で、初めて太陽のありがたみを強く感じれたので、とってもいい経験でした。
白夜と極夜について詳しく知りたい人はこちらから→国立極地研究所:白夜と極夜
食事
わたしは本当に食べるのが大好きだったので、1年間バラエティー豊富な日本のごはんが恋しかったです、、、。
ノルウェー人は食にそこまで重きをおいてないので、大学のノルウェー人の友達は冷凍ピザばかり食べていました(笑)
レストランもかなり値段がするわりに、あまりクォリティーも高くないので結局1年間自炊生活を頑張りました。
ノルウェーで暮らす方法
ノルウェーに興味を持ったとしても、どのような手段で移住するか最初に迷いますよね。
なので、そんな方にノルウェーに移住する方法を紹介していきます。
留学
移住する方法の中で1番ハードルが低いのが、留学。
ノルウェー語や英語が習得できていない人は、最初からノルウェーで働くのはかなり難しいです。
なので、最初は留学生活からはじめ、ある程度英語を磨いたあとに、本格的な移住生活に切り替えるのがおすすめです。
ワーホリ
留学はコストがかかるから難しい、、、という方には、働きながらノルウェー暮らしをスタートできるワーホリがおすすめです。
英語が不安という方も、日本料理屋さんならば比較的に職を探しやすいと思います。
ノルウェーでもかなりお寿司は浸透しているので、日本食料理、、、?というお店も意外とあるんです。
実際に、わたしの日本から留学していた友人もお寿司屋さんでバイトをしていましたが、あまり英語が得意でなかったです。
留学やワーホリで行くのならば、海外経験豊富なコンサルタントがオーダーメイドのプランを提案してくれるエージェントもあります!
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転職
日本でキャリアのある方ならば、思い切ってノルウェー企業に転職もありですよ!
何の勉強してきたか・どんな仕事をしてきたかを、海外ではかなり重視するので、専門職のスキルを持つ人は英語が少し不安であっても、就職活動をしてみるというのも選択肢があります。
しかし、まだノルウェーに行ったことのない人は、せっかく就職頑張ったのに、環境があわなかったということもあるので、おすすめしません。
ノルウェー移住で得ること
英語orノルウェー語の言語
ノルウェーに住むと、必然的に英語やノルウェー語を勉強することになります。
留学やワーホリが普通になってきた日本でも、若者の間では英語が話せるのは特別ではないという風潮を感じます。
実際に友人にも、英語が話せる友人も多いですし、転職などでも強みとしては活かしづらくなっています。
しかし、日本語以外の言語を話せる・話せないでは、大きく仕事の選択肢や得られる情報も変わってくるのです。
わたしは世界のニュースや情報が日本のテレビでは得られないとき、英語の記事を探して情報を集めます。
こういうときに、英語を勉強してよかったなと思います。
なので、ノルウェーから帰国後、英語もノルウェー語も使わないよね、、、と思わないでください!
習得した言語は、絶対に人生でプラスになります。
人生の経験値・度胸
自分の生まれ育った国でも、お金だったり人間関係だったり、困難に思うことって多いですよね。
しかし、海外移住を経験すれば大体のことは乗り越え方法も学べて、度胸もつきます。
言語が通じない・差別される・犯罪に巻き込まれそうになる、こんなことは日常茶飯事。
人間関係や、仕事で悩んでしまうことが多い社会人人生ですが、「ここは言葉の通じる日本人だし」とポジティブに思考を巡らせることができます(笑)
他人と比較しない穏やかな暮らし
わたしがノルウェー生活で1番心地よかったのは暮らし方です。
- 仕事や勉強と休日のメリハリ
- 見栄を張らずに好きなように生きる(他人を気にしない)
- 自分の時間を大切に、時間に追われない
わたしは留学に行くまでの20年間は、東京での暮らししか体験をしたことがなかったです。
ノルウェーで日々を過ごすうちに、いかに今まで自分が周りを気にして、時間に追われた生活をしていたかに気づきました。
「興味のない洋服」「本当はやりたくないダイエット」「行きたくもない外食」「休みを埋めるための約束」は全て、お金・時間・体力の浪費だったのです。
これに関しては、ノルウェーで出会った多くのヨーロッパ人から影響をうけたのですが、他の人からの評価を気にせず自分を大切にする友人の姿に、わたしもそんな生き方をしたいと思いました。
と思いながらも、どうしても東京で過ごすと、ものや人で溢れた街で頑張りすぎてしまいます。
なので、現在は大学卒業後から東京でを離れ、ほとんどの時間を地方都市で過ごし、東京にはたまに観光気分で帰省しています(笑)
ノルウェー移住で失うこと
いいところだらけのノルウェーですが、残念ながら日本から出てしまうことで、失ってしまうこともあります。
日本でのキャリア
1番みなさんが気にするのは、キャリアではないでしょうか。
海外移住では、決して遊んでいるだけではないですが、日本の履歴書では空白の期間ができてしまいます。
なので、日本に戻って再び就職予定のある人は、専門職の技術などがないと思ったように再就職するのは難しいの事実です。
戻ってからの進路を考えて・準備して移住をするなど、ノルウェー生活の前後にも努力が必要となります。
大切な人との時間
短期でならいいですが、長期になると家族や友人に会えないと寂しくなってきますよね。
近隣の国ならば、簡単に行き来できますが、遠く離れたノルウェーでは1回日本に帰るのにも往復300,000はかかってしまいます。
海外移住は、大切な人たちとの時間と引き換えになるのでなかなか難しい決断になります。。。
娯楽
ノルウェーには、日本ほど遊びの選択肢が多くありません。
日本は、カラオケ・ボーリング・映画館に気軽に遊びにいけるものが多いですよね。
しかし、ノルウェーで遊ぶとなったら、アウトドアやホームパーティーなどです。
人によっては、刺激がほしくなってほしいかも。。。
ノルウェーでの留学生活
ノルウェーでの生活について紹介してきましたが、留学に焦点をあてて大学や寮の様子をお話していきたいと思います!
大学
ノルウェーの大学にはヨーロッパからの留学生が多く、英語の授業を履修すると基本的に出会う友人は留学生ばかりになります。
授業に関しては、個人の自由が尊重されるので、出席するのも欠席するのも自由なスタンスでした。
特に発言させられることもなかったので、雰囲気は日本の授業と似ているなというのが最初の感想です。
人によってはさぼりまくる人もいましたが、その分テストに結果がでてしまうので、その友人はけっこう単位をおとしていました(笑)
寮
寮には、国籍・性別が関係なく、色々な人たちがいるので、正直あたりはずれがあります。
掃除をする人・しない人、外交的な人・内向的な人、どんな人が集まるかでかなり生活環境が変わります。
ルームメイトの1人が掃除や量のルールをかなり仕切ってくれたので快適に寮で過ごすことができましたが、友人の中には寮生活でもめている人もいました。
さらに、わたしが英語をほとんど話せないときから、ルームメイトたちが優しく面倒を見てくれていたの、で最初から最後まで孤独を感じませんでした。
今思えば、かなりラッキーだったと思っています(笑)
【ノルウェー移住】まとめ:実際暮らしてみて気づいたこと
ノルウェーでの暮らしははわたしにとっては、とても快適で楽しかった経験です。
しかし、やはり人によって向き・不向きがあり、向いていたとしてもすべての条件が完璧なワケでないのも事実です。
では、ノルウェー生活のいいところ・慣れなかったところを改めて見てみましょう。
【ノルウェー生活】いいところ
- ノルウェー人の性格
- 自然
- おうち時間
- 治安がいい
【ノルウェー生活】慣れなかったところ
- 天候
- 白夜・極夜
- 食事
日本とまったく違うノルウェーという国に移住するのは、とても大きな決断になります。
なので、ノルウェーが気になる人はまずは留学やワーホリから挑戦してみるのをおすすめします!
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それぞれみなさんにあった選択をして、楽しいノルウェー生活を過ごしてください!!
あり