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【極夜の過ごし方】1日中ずっと夜!ノルウェーで過ごした初めての冬

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あり

26歳/元ホテルマン⇒現在はドイツにワーホリ中/留学3回経験あり(ノルウェー/マレーシア/フィリピン)/旅行した国21か国 大学入学時TOELC300点→卒業時TOELC800点に進化 ❁留学で【消極的】から【どんどん好きなことに挑戦したい】性格へ変化

 

 

この記事はこんな方におすすめ

  • 極夜の時期に旅行に行く人
  • 極夜がある地域での日常生活を知りたい人
  • 初めての極夜を不安に感じてどう過ごせばいいかわからない人
  • 極夜でも日常を楽しめるのか気になる人

 

ノルウェーを含む北の地域に住む予定の人やこれから初めて極夜を迎える人は、誰しもが想像できない環境に不安に感じると思います。

日本では馴染みがない自然現象なので、極夜の時期は「1日中夜」であるということは知ってはいても、実際にその環境での生活は想像がまったくできません

わたしもノルウェーでの生活が決まってから、極夜について気になりたくさん調べましたが、あまり情報が手に入らないまま渡航となりました。

結果的に、わたしは初めての極夜を楽しむことができました!

しかし、実際には少し辛かったこともありました。

なので、この記事では実際の極夜の中での生活はどうだったのか・どんな風に過ごしたのかなど、わたしの経験をご紹介していきます。

ぜひ参考にしてみてください!

【極夜の過ごし方】極夜とは

 

極夜とは、1日中太陽が沈んだ状態が続く現象のことをいいます

極夜が続く期間は、緯度によって異なりますが、高緯度になればなるほど期間がながくなります。

極夜期間

  • 北極圏・・・12月下旬の冬至前後から最長2か月
  • 南極圏・・・6月下旬の夏至前後から最長2か月

1日を通して太陽が昇りませんが、日中は真っ暗ではなく薄暗い夜明けのような状況が続きます

 

【極夜の過ごし方】極夜期間の街の様子

極夜の時期にノルウェーを訪れる人は、問題なく生活ができるか、極夜の間も観光が楽しめるか心配だと思います。

結論を言いますと、極夜の時期も問題なく生活も観光もできます!

日中が暗くとも通常通り観光ができますし、お店も開いています。

ノルウェー人も通常通りに生活しているので、留学に行く場合も不安に思う必要はありません!

これは極夜初日の写真です。初めての極夜にとってもどきどきの日でした(笑)

ただ極夜時期だけでなく、その前後も日がとっても短いのでご注意を!

【極夜の過ごし方】1日中夜の魅力

1日中夜って聞くと、なんだかマイナスなイメージになってしまいますよね。

しかし、極夜だからこそ体験できること・感じることがあります!

極夜について不安に思う方も、極夜を経験してみたくなってもらえるよう魅力を紹介していきます

空の景色

1日中太陽が昇らないといっても、実は極夜の間も1日中真っ暗というわけではないのです。

日中は薄暗い時間もあり、太陽が昇っていないはずなのになぜかオレンジ色に光る空に感動しちゃいます

とはいっても、薄暗い時間帯は10:00~14:00の3時間ほどで、すぐ終わっちゃうので朝からちゃんと活動が必須です(笑)

オーロラチャンスが増える

極夜の間は、夜が長いのでオーロラチャンスが増えます

ノルウェーへの旅行の目的がオーロラならば、あえて極夜の期間に旅行に来るというのいいかもしれないですね!

わたしのような留学生の多くは、オーロラを見るのに必死(笑)

、みんな”My Aurora Forecast&Alerts"というアプリを使って、見れる時間帯・確率を確認して情報共有をしています。

オーロラが出ると外がざわめき始めるので、そっこー外にでてオーロラウォッチングをしていました。

オーロラは何度みても飽きないです。

家の窓からオーロラが見える生活は一生できないよな・・・と、6年経ってもいまだにノルウェー留学時代に戻りたくなります(笑)

自分時間を作れる

海外生活だと、どうしても常に「何か」をしなきゃもったいない!!!という状態になってしまいませんか

お金や時間をかけた留学や移住ならば、なおさら自分の時間を持つことに罪悪感まで持ってしまいますよね。

しかし、極夜の期間になると嫌でも家にいる時間が増え、強制的に自分だけのために使う時間を持つようになります。

正直、留学生活も半ばを迎え、人疲れ・遊び疲れをおこしていたわたしには、絶好の機会でした!

自分だけの時間を持った結果、わたしはさらに英語学習に時間をつかえるようになりました。

極夜だからといって退屈に思わないでください!

筋トレ・英語勉強・映画を見る・・・などなんでもいいので、自分のために使う時間が増えると思って喜びましょう(笑)

太陽のありがたみを知る

普段日本で生活をしていて、太陽のありがたみって感じたことってありますか?

曇りや雨の日があるといえども、必ず毎日日が昇る日本ではなかなか太陽について考える機会を持つことはないですよね。

わたしも、ノルウェーで極夜を経験するまで、正直太陽のありがたみを感じたことがなかったです。

しかし、今でも忘れられないのが、極夜があけて久しぶりに太陽を見たとき、の美しさにとても感動したことです。

日本では絶対に感じることのできないあの感動は、ぜひノルウェーに行って経験してみる価値あり!!!

【極夜の過ごし方】1日中夜で辛いこと

極夜の魅力をあげてきましたが、もちろん辛かったこともあります。

体内時計が整わない

最初は16時くらいまでは明るかったのに、どんどん日の入りが早くなり14時に日が沈むようになると、体内時計が狂い始めます

実は完全な極夜の時期だけではなくて、極夜が近づくにつれて徐々に日が沈むのが早くなるので、総合的にみるとかなり長い間太陽が沈んでいるのです。

わたしは、いつも授業あとに窓際で自習をしながら、日に日に真っ暗になるのが早くなるのを見ていましたが、なんとも言えない不思議な感覚でした。

気持ちが落ち込む

極夜は気持ちが落ち込みやすいとは事前に調べてしっていましたが、なぞの自信でわたしは大丈夫!と思っていました(笑)

しかし、暗い状況が続いていた極夜の期間、実際に気分があがらなく人に会いたくないと思う日が増えたのです。

この症状は科学的な根拠があるみたいで、人は太陽の光を十分に浴びられないと、「幸せホルモン」といわれるストレスを減少させる効果のあるセロトニンの分泌の量が減少してしまうそうなのです。

詳細が気になる方はこちらの記事を参考にしてみてください!

室内に引きこもる時間が増える

もともと娯楽が少ないノルウェーですが、極夜の期間はどうしても外での活動時間が減ってしまうので、必然と家にこもる時間が増えてしまいます

もともとおうち時間が好きな人は特に苦ではないと思いますが、日頃はアクティブな人にとっては大きなストレスのもとです。

太陽が好き・冬は苦手という方は、ノルウェーでの生活はなかなか厳しく感じると思います。

【極夜の過ごし方】注意すべき冬うつとは

1日中暗いなかで過ごすときに注意してほしいのが、冬うつです。

これはわたしの経験談ですので、本当に体調が悪いと思うときはちゃんと病院に行ってくださいね!

症状

極夜が始まってしばらくしてから、なんとなくだるい・身体が重いという期間がありました。

調べてみると、冬うつの症状には以下のものがあるそうです。

冬うつの症状

  • だるく感じる
  • 集中力の低下
  • 眠気
  • やる気が起きない

わたしは、直ぐ慣れて乗り越えることができましたが、極夜に慣れているノルウェー人でも辛い人もいるみたいです。

対策

では、冬うつを乗り越えるためにわたしが意識したことをお話していきます。

普段通りに過ごす

極夜中はどうしても熟睡ができない時期が続くので、お昼寝が増えてしまいます。

しかし、寝れないから日中にも寝てしまうと、悪循環がはじまります

なので、寝れないときに無理に寝ようとする必要はありませんが、なるべく決まった時間に寝起きをすることがとっても大事です!!

普段と違うからこそ、普段通りにする意識を持ってみてください!!

ビタミンDを摂取

太陽光にあたることによって生成されるビタミンDですが、極夜の期間は口からの摂取をとるようにしていました

ビタミンDが含まれるサーモンや牛乳などはもちろん、アプリを摂取するなど工夫をして、ビタミンDを吸収していました(笑)

太陽光ランプをつかう

太陽の光を浴びることが出来ない代わりに、起きるときに太陽光ランプをあびると目が覚めやすくなります

わたしの通っていたノルウェーの大学では、極夜の期間には太陽光ランプに囲まれた空間が用意されていたので、わたしもよく友達と通っていました。

本当に効果があったかはわからないですが、思い込みも大事です(笑)

運動する

引きこもりがちの暗く長い冬は、運動をわすれがちになります。

なので意識して運動をするようにしましょう

もともとノルウェー人は運動が好きな人が多いのですが、冬の期間になるとなおさらにジムに通う人が増えてました。

わたしも運動は嫌いですが、冬の期間だけジムに入会してヨガのレッスンやランニングを頑張りました!

【極夜の過ごし方】1日中夜な極夜を乗り越える方法

極夜があるとわかっていながらも、いざ1日中夜の生活が続くとなかなか気持ちも沈んでしまいがちです。

そんな生活を乗り越えるため、わたしが実際にノルウェーで実践していたことを紹介していきます!

過ごし方次第では楽しく極夜すら楽しめちゃいます

部屋を装飾する

暗い部屋でも明るく過ごすためなのか、ノルウェー人はお部屋をライトアップしている人が多いです!

というのも、北欧は周りのからの視線をあまり気にせずに部屋のカーテンを開けっ放しにするのが常なので、お部屋の中が丸見えだったんです(笑)

わたしは周りからの視線が気になるので、しっかりしめてましたが、装飾はまねしてお部屋の窓枠に電飾をつけていました。

日本だとやっている人は少ないですが、あるないでは結構お部屋での気分があがるのでぜひやってみてほしいです!!

英語勉強

留学中は、英語での授業や友人と英語でコミュニケーションを取っているだけでも着々と英語力はあがります。

そんな中でも、意識して英語のスキルをあげるために勉強をするとさらに英語力が飛躍的にあがっていきます

しかし、授業や自炊、遊びで忙しくてなかなか英語のために勉強の時間をつくるのが難しくないですか?

言い訳にも聞こえるかもしれないですが、実際に留学生活は楽しめば楽しむほど人といることが多くなるので、テスト前以外は授業の勉強で精一杯になってしまいます。

なので、わたしは比較的に時間が空きやすい極夜の時期に、英語の勉強時間を増やしました

英語ってどうやって勉強したらいいの~と思う人は、ぜひ下の記事も参考にしてみてください。

友人とのおうち時間

家で過ごす時間が増えると、なかなか

友人との楽しく過ごす時間を企画するのもおすすめ

ホームパーティや映画鑑賞など、なんでもいいのでわいわいする時間をつくると極夜で沈む気持ちも上がってきます!

ノルウェーにはヨーロッパからの移住者が多いので、それぞれの国の料理を紹介しあうだけでも楽しいですよ~。

ヨーロッパ人は寿司という名の海苔巻きが大好きなので、よく海苔巻きパーティーをしてました!

海苔巻きだとベジタリアンやビーガンの子でも一緒の食事を楽しめるので、様々な国の子に人気でした。

この写真もホームパーティーを楽しんでいる写真です!料理はカナダ人の友達が作ってくれました!

まとめ:【ノルウェー留学経験談】極夜の過ごし方

極夜の時期の生活についてなんとなくイメージはつきましたでしょうか?

1日中夜の中で生活をしていて、魅力に感じたことと辛かったことをおさらいしてみましょう。

極夜の魅力

  • 空の景色オーロラチャンスが増える
  • 自分時間が増える
  • 太陽のありがたみを知る

極夜で辛かったこと

  • 体内時計が整わない
  • 気持ちが落ち込む
  • 室内に引きこもる時間が増える

極夜は魅力もあるとはいえど、多くの人にとっては辛いと感じることも多いと思います。

しかし、日本では一生経験出来ないことを体験することができるあなたはラッキーです!!

とってもいい経験なること間違いなしです!「どんな環境でも楽しむぞ~!!」とポジティブに考えてみましょう

わたしが海外生活で身につけられたことは、「環境や文化が違う場所でもいい面を見つけて楽しく過ごす」ということです(笑)

それは転勤が多い、ホテルマンになってからも活かされています。

その地域のいいところはもちろん、あわないとこすらもポジティブにとらえて、プラスの気持ちに変える!

転勤で石垣島に住んでいたころは、ノルウェーを超えて娯楽が少なかったです。最初は「すごいところに来ちゃったな」と思いました(笑)

しかし、だからこそ楽しめる自然の豊かさ、美しさに感動し、ものに溢れた東京では体験できない時間の使い方を学びました。

長くなってしまいましたが、結局は極夜すらも楽しんでほしい!ということです!

みなさんが素敵なノルウェー生活が過ごせるように祈っています。

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