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ノルウェーは世界の中でも物価が高い国だということは知っていても、旅行や留学に行く際に、実際にどのくらいの生活費や滞在費がかかるのかを予測するのは難しいですよね。
実際ににわたしも渡航前に明確な生活費用がわからなかったので、留学中もお金を気にして存分に遊ぶことができないのではないかと不安でした。
結論をいうと、たしかに日本と比べるとノルウェーの物価はとても高いのです。
日本での生活と同じよう過ごすと、日本と比べて2倍以上の費用がかかることもあります。
しかし、実際の生活をしていて感じたのは、想像していたよりもコストをかけずに生活がすることもできるということです。
過ごし方次第では、日本での生活費よりも安く抑えられちゃいます!
少しでも渡航前の不安を減少させるために、ノルウェーの生活費や旅費についてぜひこの記事をぜひ参考にしてみてください。
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【ノルウェーの物価】世界と比較してみると?
まずは、ノルウェーの物価が世界の中で、どのくらい高いのかを見ていきましょう。
今回はCNNTRAVELの「世界生活費ランキング」を参考にします!
2020年 | 2023年 | |
1位 | シンガポール
大阪/香港 |
チューリッヒ
シンガポール |
2位 | ー | ー |
3位 | ー | ニューヨーク
ジュネーブ |
4位 | ニューヨーク | ー |
5位 | パリ | 香港 |
わたしも調べてみて驚きましたが、ノルウェーは世界生活費ランキングのトップ5にもランクインしていないのです!
北欧は物価が高いと言われてきましたが、このランキングでみてみると現在はそこまで上位ではないことがわかりますね。
では、ノルウェーと日本の順位を見ていきましょう。
2020年 | 2023年 | |
ノルウェー | 記載なし | 記載なし |
日本 | 10位(大阪) | 60位(東京) |
実はこちらのレポートでは、ノルウェーの順位の記載がありませんでした、、、。
やはり、データ上ではノルウェーの物価はそこまで高くないのかも知れないですね。
【ノルウェーの物価】日本と比較してみると?
世界ランキングで見てみると、意外とノルウェーの物価は高くないのか・・・・?と感じた人も多いと思います。
なので実際に物価がそこまで高くないのかを、わかりやすいように日本の値段と比べて物価が実際どのくらい変わるのかを見ていきましょう!
マクドナルド
世界中どこにでもあるのが、マクドナルド!なので、最初はマクドナルドのビックマックらの値段を比較してみます。
(*1NOK=14円で計算しています)
ビックマックセット | フライドポテトM | アップルパイ | |
ノルウェー | 約1,900円
=136NOK |
約504円
=36NOK |
約252円
=18NOK |
日本 | 750円 | 330円 | 150円 |
https://menypris.com/mcdonalds-meny/&https://www.globalproductprices.com/Norway/big_mac_menu_prices/より引用
日本でも少しずつ値上げが進んでいますが、実は世界でみるとこの値段はかなり下位の33位なのです!
それに比べ、ノルウェーは世界3位、、、。日本とノルウェーでは約2倍の差があるのがわかります。全然気軽に買えないですよね。
これにデザートも付けようものなら、軽く2,000円を超えてしまいます。
ペットボトル飲料
お次は、500mlのペットボトルの飲料で比較してみましょう。
(*1NOK=14円で計算しています)
水(500ml) | コーラー(500ml) | ビール(500ml) | |
ノルウェー | 約500円
=35NOK |
約308円
=22NOK |
約476円
=34NOK |
日本 | 約100円 | 約150円 | 約200円 |
お水はわたしがノルウェーに行って、最初に物価の高さに衝撃をうけたものなんです。
日本では、約100円前後で買えますよね。
しかし、ノルウェーに到着後、空港でお水を買おうとしたらなんと約500円ほどしました、、、。
日本と比べて約6倍もするのです。。。衝撃ですよね。。。
他の飲み物も、お水ほどではないですが、日本よりは2倍以上します。
外食代
マクドナルドでわかるように、ノルウェーで外食をするとかなりの出費になります。
しかし、マクドナルドはどこの国も質は同じです(外国ではたまにハズレもありますが)。
なのでお次は一般的なレストランの値段で比較してみます。
ランチ代 | ディナー代 | カフェ代 | |
ノルウェー | 2,000円~ | 5,000円~ | 1,500円~ |
日本 | 500円~ | 2,500円~ | 500円~ |
日本では、一般的なレストランにいけば、ちょっと豪華にしても合計で5,000円で大体はおさまりますよね。
もちろんお酒も飲んだとしてもです。
それに対し、ノルウェーのレストランは1皿約5000円はします。
上の写真は、ノルウェー内を旅行した時のものですが、3人で合計20,000円弱しました。
正直、ノルウェーの食事は値段の割にそこまでクオリティーが高くないので、日本人は食事にショックをうけると思います。
ノルウェーの物価はなぜ高いの?
世界の物価ランキングだとノルウェーの順位は高くないですが、実際の物価は日本に比べかなり高いことがわかりましたよね。
では、なぜノルウェーの物価は高いのでしょうか。
主な2つの理由で紹介していきます!
税金が高い
ノルウェーの物価高の1番の理由は、税率が高いことです。
ノルウェーの税率は、以下の様になっています。
- 日用品・外食 25%
- 食品・飲料 15%
- 交通機関など 12%
ノルウェーの高い税金は、医療控除や大学無料などで国民に還元さています。
日本では、大学の費用が工面できずに、大学を諦めざるおわえない子どもが多いですよね。
それに対し、ノルウェーでは国民の大学費用が無料なので、若者達は大学院までしっかりと教育をうけることができます。
世界の幸福度ランキングを見れば、ノルウェーの方々は税金がしっかりと国民に還元されているのがよくわかりますよね。
年収が高い
日本と比べるとかなり高い税率ではありますが、その分ノルウェー人の平均年収は高く、世界2位の921万円です。
日本に比べ約2倍なので、留学や旅行でノルウェーを訪れる日本人が物価高に苦しむのは当たり前ですよね。
ノルウェーの通貨
ノルウェーヨーロッパ内に位置しますが、EUには加盟していないため、通貨としてはクローネ(NOK)という独自の通貨が使われています。
1クローネ=14.15円(2024年2月現在)
ノルウェーはキャッシュレスが進んでおり、クレジットカードの利用が主流となっています。
わざわざ大量の現金を日本から持っていく必要はありません。
他のヨーロッパの国々でも、かなりキャッシュレスが進んでいるので、たとえ違う国に旅行にいっても必要な機会は少ないでしょう。
ノルウェー旅行:4泊6日の滞在費用
ノルウェー旅行者と生活者では、それぞれ滞在に必要な費用が変わってきます。
なので、今回はノルウェー旅行にかかる費用・生活するのにかかる費用にそれぞれにわけて紹介していきます。
まずは、ノルウェー旅行にかかる費用です。
航空券:【目安】往復170,000円~
ノルウェーから日本までは、直行便がないためにヨーロッパや中東で必ず乗り継ぎとなります。
海外の航空会社を利用すると往復は170,000円~ほどでですが、日本の航空会社を利用すると2倍近く料金がかかる場合もあります。
さらに、時期によっては大きく金額が変動しますのでお気を付けを。
保険代:【目安】6日分で2,500円~
海外旅行で必須なのは、保険に入ることです。
犯罪に巻き込まれたり、急な怪我や病気をすることもあるので、必ず旅行前に入っておきましょう!
Wi-fi代金:【目安】6日間で15,000円~
知らない土地に行くのに、インターネットは必須ですよね。
ノルウェーでwi-fiを借りるのは高くなるので、日本で借りていくのがいいでしょう。
ホテル代:【目安】1泊15,000円~
ノルウェー旅行のホテル代は、通常のホテルで1泊あたり1人15,000円~します。
ホテルはどの国でも色々なグレードがあるので、一概には言えないですが、1泊あたり15,000円は見積もっておきましょう。
リーズナブルなホテル | 約10,000円~
(1泊1人当たり) |
スタンダードなホテル
(コンフォートホテル等) |
約15,000円~
(1泊1人当たり) |
ハイクラスなホテル
(マリオットホテル等) |
約25,000円~
1泊1人当たり) |
最近では、東京のホテルもかなり値段があがっているので、ビジネスホテルでも1泊10,000円~はするお部屋がほとんどなのが現状です。
ノルウェーに比べて東京のホテルのお部屋は狭いので、部屋の大きさを含めるとホテル代に関しては日本とノルウェーでは大きく差はなさそうです。
食費:【目安】1日10,000円~
食費に関しては、旅行中は主が外食になりますよね。
しかし、ノルウェーの一般的なレストランでは、費用が少なくとも日本よりも2~3倍はかかります。
ランチ代 | ディナー代 | カフェ代 | |
ノルウェー | 2,000円~ | 5,000円~ | 1,500円~ |
日本 | 500円~ | 2,500円~ | 500円~ |
ふらっと入ったコンビニやファストフードでも、消費税が25%かかるので、気軽には何も買えません・・・。
なので、1日に10,000円前後は見積もるのがいいでしょう。
食費に関しては、旅行の費用の1部だと割り切ることが必要となります・・・。
交通費:【目安】1日2,000円~
ノルウェーの観光では、、バスや電車での移動がメインになります。
公共交通機関は、ゾーンによって料金が異なりますが、乗る回数が多い場合は1日券や7日券を買うのがお得です。
1回券(1ゾーン) | 42NOK=約588円 |
24時間券(1ゾーン) | 127NOK=約1,778円 |
7日券(1ゾーン) | 357NOK=約4,998円 |
タクシーも利用は可能ですが、ちょっと移動しただけで、かなり高額な出費となります。
15分乗っただけで、5,000円以上は確実にかかってしまいますので、日本と同じ感覚で利用するのは要注意です。
主に、公共機関の利用となるので、1日2,000円~ほどを見積もりましょう。
【ノルウェー物価対策】旅行の費用を抑えるコツ
ノルウェーはとても魅力的な国なので、おすすめの旅行先です!
しかし、実際物価の高さでかなり滞在費がかかってしまいますよね・・・。
そんなノルウェー旅行でも、少しでも費用を節約するコツがあるので紹介します!
早期の予約
安く旅行するために必須なのが、早期予約!
物価の高い現地では、なかなか費用を抑えるのは難しいです。
しかし、事前に予約する飛行機・ホテル代・保険代などは、早く予約すればするほどお得になります。
予約方法や日程によっては、全て合わせて数万かわることもあるので、早めに予定を立てましょう!
民泊の利用
旅行中にホテル暮らしだと、必然的に毎食レストランでの食事となりますよね。
そこでおすすめなのが、民泊です!
一軒家を貸し切るので、人数によっては広いお部屋をホテルよりも安く滞在することができます。
また、民泊のいいところはキッチンもついているところです。
食事が有名な国ならば、現地で外食をしたいと思いますが、正直にいうと値段に対してノルウェーの食のレベルはそこまで高くありません。
なので、実は外食だけではなく、ヨーロッパならではの食材の、サーモンや生ハム、チーズなどをお部屋で簡単に調理して食べるのも楽しいんです!
宿泊費だけでなく、食費も抑えることができるので、個人的に民泊はかなりおすすめです!
水筒
ノルウェーでは、ペットボトルの飲料が約500円ほどなので、旅行期間に毎日飲み物を買うとかなりの出費となります。
なので、少しでも節約したい方は水筒を持参するのがおすすめ。
1日2本水を買うとしたら、水筒があれば5日間で約5,000円の節約になります。
また、水筒はノルウェーへの渡航中も大活躍するのです。
主に乗り継ぐことになる北欧や中東は、どちらの国も物価が高いため、水筒があると余分な出費をおさえられます。
海外の水はちょっと・・・という方も安心してください!
ほとんどの国の空港には、飲み水用の水くみ場も設置されているのです。
ノルウェー留学/移住:1ヶ月の生活費
ではお次は、ノルウェーでの生活費は1ヶ月いくらをかかるのかを項目別に紹介していきます!
家賃:【目安】1ヶ月60,000円~
ノルウェーの家賃は日本と比べると、オスロを筆頭にかなり高くなっています。
2LDKだと、賃料は約20万前後するところもあります。
なので、生活費を抑えるために、シェアルームを探す人も多いです。
シェアルームだと、家賃を月6万~ほどに抑えられます。
留学をする際は、ほとんどの大学には寮があるので、断然寮住まいがおすすめです。
わたしは、共用リビング、バストイレは2人でシェアの1人部屋で、光熱費込みで月5万6千円ほどでしたが、もっと安いところもありました!
光熱費:【目安】変動制のため不明
ノルウェーの賃貸住宅や寮では、家賃に光熱費が全て込みの場合が多いです。
インターネット代も含まれているので、自らWi-Fiをかりる必要もありません。
しかし賃料と光熱費が別場合は、料金が変動制で月々で料金が大きく変化するので要注意!
食費:【目安】1ヶ月30,000円~
ノルウェーでは外食は少なく、自炊生活中心の生活になります。
わたしは1ヶ月で約3万円ほどでした。意外と少ないですよね。
実は、日本では、現在食費が月4万ほどかかっているので、ノルウェーの方がトータル安く済んでいるんです!
日本では安くて美味しいものが食べれるので、ついついコンビニにいったり、外食をしてしまいますよね。
しかしながら、ノルウェーでは価格が高く、気軽に外食ができないので逆に食費がかからないんです(笑)
さらに食品には軽減税率が適用されるので、物価の高いノルウェーでも比較的生活の費用を抑えやすいポイントです!
携帯費用:【目安】1ヶ月1,500円~
スマホはSIMカードを利用すれば、かなり安く1ヶ月利用することができます!
携帯ショップやコンビニ購入が可能で、だいたい250MB/14日間で99kr=約1400円ほどです。
ちなみわたしは、1年間Wi-Fiのみで生活してました。
生活出来ないことはないですが、とても不便なのでSIM購入をおすすめします(笑)
ノルウェーは至るところにWi-Fiがあるので、そんなに容量がなくても大丈夫。
SIMの失敗については下記の記事で紹介してるのでぜひ読んでみてください~!
留学経験者が失敗したこと5選【留学前に知っていると得すること!】
交通費:【目安】1ヶ月7,500円~
交通費は、どこに住むか・どんな生活をするかによって変動しますが、バスなどの定期を購入するとしたら1ヶ月で2~4万円ほどになります。
しかし、留学ならば学生定期を買うことができるので、1ヶ月あたり1万円弱でバスやトラムに乗り放題。
わたしの住んでいたトロムソでは、18~29歳の学生は1ヶ月の定期代を329kr=約5000円(2024年2月現在)で購入が可能でした。
調べてみたところ、オスロでは学生は30歳以下ならば1ヶ月537kr=約7,500円(2024年2月現在)、ベルゲンでは最安で470kr=約6500円で購入ができるみたいです!
(*こちらは全て2024年2月現在の料金です)
公式はHPは下記にリンクを参照ください。
ヨーロッパ留学のいいところは、至る所で学割がきくところですよね~!
【ノルウェー物価対策】生活費を節約するコツ
1ヶ月にかかる生活費を紹介してきましたが、物価の高さは詳細にイメージできましたでしょうか。
ノルウェーで仕事をしている人にはそこまで負担にはならないでしょうが、留学生は大打撃ですよね。
ですが、まだ絶望はしないでください!!!
わたしが留学中に実際に行っていた節約のコツを紹介します。
少しでも生活費で浮いたお金で、旅行など様々な経験をしてほしいです!!!
自炊生活
既に紹介した通り、外食はかなりの出費になりますので、ノルウェー留学では基本的に自炊生活をおすすめします!
ノルウェーは物価が高いですが、物によっては日本より安いものもあります!
じゃがいも・にんじん・タマネギ・マッシュルーム・パスタなどは特に安かったので、よく食べてました。
節約のポイントは、現地ならではの食材を活用することです!
さらに賞味期限・消費期限が日本に比べ、比較的長いので食品ロスもでにくいです。
ノルウェー生活を経験するまでは、日本の賞味期限が短すぎるとしらなかったので期限を守っていましたが、今は賞味期限はあまり気にしなくなりました(笑)
おうち時間を増やす
ノルウェー人の特徴は、おうち時間を楽しむ!です。
日が短く、寒い時期が長く続く国なので、ノルウェー人はいかにおうち時間を楽しく過ごすかを大切にしています。
わたしの友達のノルウェー人は、おうち時間の達人だったので、一緒に映画を見たり、料理を作ったり、パーティーをしたりと家の中でも楽しく過ごしていました。
わたしも寒いのは苦手なので引きこもって、一緒におうち時間を過ごしたので、あんまり日常はお金を使わなかったです(笑)
水筒生活
海外で水道水って飲めるの?まずくないの?と心配な方もご安心ください。
ノルウェーの水道水は飲めますし、味も特段美味しいってわけではないですが、比較的美味しいと思います。
なので、わたしだけではなく、周りの友人も水筒を持ち歩いていました。
先ほど紹介した通り、ペットボトルの水はとても高いので、水筒生活をするだけでかなり節約になります!
ノルウェーの物価:まとめ
ノルウェーの物価について、少しイメージはわきましたでしょうか??
わたしの体感的には、ノルウェーは物価は高いけども、生活が苦しくなるほどではなかったです。
日本といるときと同じように過ごそうとすると、食事や遊びにお金がかかりますが、ノルウェースタイルで生活を送れば意外とお金かからないのです(笑)
さらに留学だと、寮に住めたり、学割があったりと通常の移住と比べてかなり生活費を削減できます。
ノルウェー留学1ヶ月の生活費
- 家賃(光熱費込み) 約5~7万
- 食費 約2万~4万
- 光熱費 変動生の為不明
- 携帯代 約3000円
- 交通費 約1万
たしかに、日本と比べると物価は高いですが、自炊を頑張れる人ならばそこまで物価の高さを気にする必要はないです。
しかし、ノルウェー旅行だと生活するのとはまた大きく違った費用がかかります。
ノルウェー旅行4泊6日の費用
- 飛行機代 往復170,000円~
- 保険代 2,500円~
- wi-fi代 15,000円~
- ホテル代 約15,000~
- 食費 約50,000円~
- 交通費 約8,000円~
妥協できるところ、出来ないところは人それぞれですので、ご自身にあったプランや節約で魅力が多いノルウェーという国での滞在を楽しんでほしいです!
あり