学生のときに留学に行くのと違い、アラサーで留学に踏み出すのでは格段とリスクがあがります。
そして、体力・結婚・仕事のキャリアなど、悩むことはたくさん。
何よりも留学のために会社を辞めるのにも勇気がいります。
しかし、そんな悩みを経て、アラサーで海外に行くと決めたからには失敗したくないですよね。
この記事では、1年間のノルウェー留学の失敗の経験をもとに、アラサーからの留学生活をよりよくする準備を詳しく紹介していきます。
アラサーからの留学を考えている人、これから留学を控えている人はぜひ参考にしてみてください!
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【アラサー留学】失敗する理由
留学での失敗を避けるためには、まずは多くの人が失敗してしまう原因を知ることが必要です!
まずは、アラサー留学で失敗してしまう理由を詳しく紹介していきます。
資金不足
最初の留学費用の見積もりを間違えてしまうと、現地で資金が足りない・・・なんてことも。
留学費用は、授業寮・生活費など最低限必要な費用のみを貯金していれば安心と思いがちです。
しかし、実際は旅行や友人との外食代など想定外の出費がかさみます。
現地に行ってからお金の心配することが多いと、思うように留学生活を楽しめなくなってしまいます。
国や留学手段によって必要な資金は変わってきますが、まずはエージェントの無料見積もりで気になる国の必要な費用をおおまかに知るのがおすすめです!
目標がない
アラサー留学は、「うまくいかなくてもまた挑戦すればいいや」と考えてしまうと、結果必要な成果が得られず満足のいかない結果に終わってしまいます。
そんなことが起きないよう、留学の目的・目標は事前に細かく立てることが重要。
英語力不足
人によって留学の目的はそれぞれなので、ただ英語学習を目的とした語学留学だったら英語力ゼロでもいいと思います。
しかし、「帰国後のキャリアに活かしたい」「ビジネスで通用する英語を習得したい」というビジョンを持っているならば、仕事でも自信をもって英語を話せるようになるのが必須です。
なのに、留学生活を英語力ゼロでスタートしてしまうと、自信をもって英語を話せるようになるまでにとても時間がかかってしまいます。
そして結果的に、留学中にビジネスで使える英語力を身に付けることができなかった・・・なんてことも。
なので、留学前にも、「英語を話す」ということを意識して勉強するのがおすすめ!
帰国後の計画不足
留学に行くと生き方や仕事の価値観が変わる方が多いです。なので、行く前に帰国後の計画を立ててもしょうがないと思う人もいますよね。
しかし、実際には多くの方が、帰国後は普通にまた就職することになります。
なので、帰国後のビジョンを持たずに行ってしまうと、転職の際に留学で得た成果を自信をもって話すことができなくなってしまいます。
帰国後に日本での再就職を考え、キャリアアップを目指す人は、履歴書に空白の期間ができてしまうことが不利になることもあるので、帰国後を見据えて留学生活を送ることは大切です。
【アラサー留学の失敗】挑戦するメリット
では、アラサーから留学に挑戦する意味はあるのでしょうか?
実は、学生が留学に行くのと、アラサーで留学に行くのではまた違うメリットがあるのです!
- 語学の伸びが早い
- 意識の高い留学ができる
- 働き方を見直すことができる
- 資金力が強い
- 転職の強みになる
「年齢的に遅すぎるかな?」などの理由で悩む方に、アラサー留学だからこそ得られるメリットを詳しく紹介していきます。
語学の伸びが早い
留学先は英語はもちろんですが、英語圏以外に留学する場合も必ずは一ヶ国語は勉強しなければいけない環境で生活していくことになります。
どんな言語でも、生活で日々使うようになると習得もとても早くなります。
英語を勉強したい人は、英語圏に留学するのが強いですが、他の国でも留学生同士だと英語を使うことも多いので、他の国でも英語を勉強することが可能です。
私の場合は、ノルウェーへの留学をしましたが、1年間で英語を話せるようになりました。
社会人の場合、仕事と勉強の両立はとても大変ですよね。
なかなか英語学習がはかどらない人は、短期集中するために1年で英語を習得すると決め、留学するのも手段の1つだと思います。
意識の高い留学ができる
学生の頃は、将来のビジョンがないために、強い目標や意識を高く持って留学するのは正直難しいので、せっかく留学に行っても、楽しかった~で終わってしまいます。
しかし、1度社会に出て、自分の時間やお金の価値を知ってから留学にいけるのがアラサー留学。
自分の時間やお金をかけていく留学を無駄にしないよう、本気で留学に行くことができます!
働き方を見つめ直すことができる
日本企業で働いたことのある人は、留学中にアルバイトを経験することで、日本と他国の働き方を比較することができます。
同僚への過剰な気遣い・当たり前の残業・過剰なサービス、正直わたしはここまでやる必要はあるのかと疑問に思うこともあるけども、周りに流されて社会人生活を送りました。
しかし、アラサーで海外に行くからこそ、他国の仕事への考え方を知り、日本で培われた固定概念を改めて今後の働き方を見つめ直すことができます。
特に、仕事で自分自身を消耗しているなという人は、他国で働くことは価値観が変わる経験になると思います。
資金力が強い
社会人と学生では、圧倒的に留学のために用意できる金額が異なります。
特に、わたしは学生の頃の留学でアルバイトを禁止されていたので、資金に限りがありました。
しかし、アラサーで留学に行けば、留学前も留学中も働きに制限がないので、必要な資金を十分貯めることができます。
留学方法により必要な資金は異なりますが、留学中は旅行などにも行くことが多いので留学資金の見積もりを高めに、準備を早めにすることをおすすめします!
転職の強みになる
学生の頃は、就活を想定して留学生活を送るというよりは、海外での生活を経験するという目的の方が強くなってしまいます。
仕事に直結するスキルというよりは、「異文化を学ぶ」「海外の友達をつくる」というような経験を出来れば満足してしまいます。
なので、なかなか就活の強みになる成果をもって帰ることができません。
しかし、1度社会人を経験してから留学すると、留学中にどんなスキルを得る必要があるのか、どんな勉強が必要なのか、自分が将来に活かせる知っているので、転職に直結する留学生活を送ることができます。
【アラサー留学の失敗】挑戦するデメリット
では、逆にアラサーで留学に行くことによって発生するデメリットはどうなのでしょうか。
実際にわたしが、アラサー留学を迷った理由は下記の通りです。
- 退職に勇気がいる
- キャリアに影響する
- 結婚・出産に影響する
- 貯金を失う
上記の理由が、デメリットに感じた理由を詳しく紹介していきます。
会社を退職する必要がある
数年勤めた会社を退職するのは、かなり勇気がいります。
しかし、留学に行くと決めたからには会社の退職は避けられません。
本気でやめたい職場なら別ですが、福利厚生や安定した収入、勤めている会社でのキャリアを留学のために手放すのはデメリットになってしまう可能性もあります。
キャリアに影響する
1度会社を辞めて留学をすると、履歴書に空白の期間が出来てしまいますよね。
特に、日本の転職では企業に勤めていない期間が不利になると言われることが多いです。
そうなると、せっかく築いてきたキャリアをしててしまうと、別の企業で1からやり直しになってしまう可能性もあります。
詳しくはこちらの記事を参考にしてみてください↓↓↓↓↓
空白期間は転職に不利って本当?面接官への回答例も紹介 | Indeed (インディード)
結婚・出産に影響する
20代半ばからは、世の中で結婚・出産ラッシュがはじまります。
実際に25歳になった年には、毎月のようにSNSで結婚・出産の報告が・・・。
20代後半から留学に行き、帰国後に再就職して落ち着くまでの期間を考えると余裕で30歳を超えてしまうので、早めの結婚・出産を考えている方にはかなりのデメリットになります。
貯金を失う
社会人になり、将来の結婚・子育てのために貯金をしてきた人も多いと思います。
しかし、留学に行くとなると、かなり大きな金額を貯金から出さなくてはいけなくなります。
頑張って貯めてきた貯金を減らすには、大きな覚悟が必要ですし、正直悲しいですよね。
【アラサー留学】手段
留学の一般的なイメージは、語学学校に通い英語を勉強するための渡航ですよね。
しかし、アラサーだからこそ、一般的に留学という枠にとらわれずに様々な手段で海外に挑戦することができます。
今回は3つの手段を詳しく紹介していきますね!
語学留学
まずは定番の語学留学です。
英語の勉強を目的に学校に通うことができるので、短期間でも英語を習得することができるのが語学留学。
さらに、寮やホームステイの手配まですべてしてもらえるので、海外初心者にはかなり安心な方法です。
期間や場所も選択肢多いので、国によってはコストを抑えて留学もできちゃいます。
こんな人におすすめ
- 海外初心者で手厚いサポートを受けたい人
- 英語勉強を目的に留学したい人
- 会社を辞めずに短期間で留学したい人
Co-op留学
みなさんはCo-op留学を知っていますか?
留学しながらも仕事のスキルを向上できるのが、Co-op留学なのです。
インターンとして働きながら英語を習得していくので、語学留学するだけは難しい、ビジネスでも通用する英語力を身に付けることも可能です。
また、プログラムに含まれているインターンは有給なので、費用を抑えることもできます。
こんな人におすすめ
- 帰国後にキャリアアップを目指したい人
- 確実に転職に活かせるスキルを習得できる留学をしたい人
- ビジネスで通用する英語力を身に付けたい人
- 有給で働いて、留学費用を抑えたい人
ワーキングホリデー
海外で働きながら、英語を習得できるのがワーキングホリデーです。
ワーキングホリデーは自分で家を探したり、職を探したりしなくてはいけないので、学校に通う留学よりかは大変なことも多いですが、英語の上達が期待できる方法です。
しかし、エージェントを通すことで手厚いサポートをうけ、簡単に手続きを進めることも可能です!
最近はオーストラリアなど賃金が高い国では、日本より稼げるといわれ、多くの日本人がワーキングホリデーに挑戦しています。
こんな人におすすめ
- なるべくお金をかけずに留学に行きたい人
- 好きな国で自由に働いてみたい人
- 仕事で使える英語を身に付けたい人
【アラサー留学】成功させるコツ
では、わたしの長期留学の失敗経験から学んだ、留学を成功させるコツを紹介していきます。
貯金計画
留学にはかなり資金が必要です。
留学中は、仲良くなった友達と旅行に行ったり、遊びに行ったりと様々な想定外の出費があります。
なので、生活費などの必要経費の想定よりも多めに用意するのがおすすめです。
現地に行ってやりたいことを我慢することのないように、留学が気になっているのであれば貯金計画は早めにたてておきましょう!
目的・目標を明確にする
アラサーの留学は、失敗・後悔してもやり直しはなかなかできないので、事前に留学の目的・目標を明確にすることが成功の秘訣!
英語勉強を目的にするのか、帰国後にも使えるスキル習得を目的にするのかで、留学中の生活の仕方が変りますよね。
なので、自分がなんのために留学をするのか、どんな目標をもって生活を決めることは最も大事です。
例えば・・・
- 帰国後には、食品の会社でマーケティングをしたいから、マーケティングが学べる大学に行く
- 仕事のスキルは十分学んだから、とにかくビジネスで通用する英語力を取得するために英語の勉強に集中する
- 帰国後は、カフェの仕事に携わりたいから、バリスタのバイトをする
などなど・・・
英語学習計画
英語は現地に行ってからも勉強は可能ですが、よりレベルの高い留学生活を送るためには、留学前の英語の勉強が必須。
留学前の英語勉強のポイントは、【英語を話すのに慣れる】に焦点をあてることです!
わたしは1年間の留学で英語を話すようにはなれましたが、より高い英語力を手に入れるために、事前の英語勉強をすればよかったと後悔しています。
英語に話すのに慣れてからは、英語の上達がとても速かったので、日本である程度英語への耐性をつけていくことをおすすめします!
留学中のTO DOリスト
留学前に行く前に、TO DOリストをつくるのがおすすめです!
初めての留学だと、現地で日常生活を送るので精一杯になってしまいます。
留学期間が1年あったとしても、勉強や新しいことに追われて忙しく過ごしていれば、一瞬で終わってしまいます。
留学前にやりたいと考えていたことも、達成出来ず・・・ということも。
なので、自分が達成したいことが目にみえるようにTO DOリストがあれば、より留学で成果をあげれます!
失敗にめげない
留学成功の秘訣は、失敗にめげないということです。
どんなに準備をしても、留学で失敗するとはさけられません。
ですが、都度落ち込むのではなく、また頑張るぞ!と思って、何度も挑戦することが大切です!
帰国後のビジョンを決める
アラサー留学は、キャリアに影響するデメリットがあります。
なので、留学前に帰国後のビジョンを決めていくのはかなり大切です!
留学の成果って、意外と目に見えないものが多く、意識しないと転職で自信をもって話せる成果を得ることはできないのです。
なので、帰国後に転職の際に、留学の経験でアピールできるものがない・・・とならないように事前に、留学で何をするべきか考えてからいきましょう。
まとめ:アラサー留学は失敗する?後悔する?
アラサー留学は、貴重な時間・お金をかけるからこそ、実際に行ってみて、「失敗しないかな」「後悔しないかな」と、不安になる要因も多いですよね。
留学に失敗はつきものですし、行って後悔するかは自分次第です。
しかし、大事なのは失敗してもめげないこと!
わたしが学生の頃に留学に行った経験から思うことは、アラサー留学の方が学生よりも絶対上手に留学ができるということです(笑)
- 資金力
- 計画力
- 意識
- 度胸
- 知識
上記のどれをとっても、学生よりアラサーの方が圧倒的に強いのです。
わたしもこれからアラサーでワーホリに挑戦となりますが、前回の留学もより後悔のない1年を過ごせると確信しています。
海外に興味があるならば、まずは一緒に計画を立ててみましょう!
あや